子供はテストができたと言って帰ってくるけど、点数は低く返ってくる理由

ケアレスミスが多くて悔しい思いをすること、誰しもあると思います。

特に、数学で多いのではないでしょうか。

子供たちは間違えると、「ケアレスミスだから(本当はできていた)」と思うところがあります。
実はここに落とし穴があります。

確かに、解き方を「わかって」いたのだと思います。
しかし、「わかる」と「できる」の間には差があります。

テストの点数が出るまで

よくあるのが、学校の授業は十分ついていけていて、「わかっていた」
でも、テストになると、7~8割程度しか点数がとれない。

なぜ、そのような点数になってしまうのか。

次のような公式がテストにはあります。

わかる問題の割合[%]×正答率[%]=点数

わかる問題の割合…テスト全体のうち、問題の解き方までは立てることができる割合
正答率…解くことのできた問題があっている割合
(言葉については勝手に定義しています)

例をあげます。
テスト全体のうち、解き方までわかった問題の割合が90%だったとしましょう。
次に、解いた問題があっている割合が80%だったとしましょう。(ここがケアレスミスの割合といえます。計算問題などで、20題解くと、その時、何%あっていますかということです。例えば、方程式や、連立方程式、正負の数の問題などを解いたとき、どの程度あっていますか、という割合です。)

そうすると、

90%(0.9)×80%(0.8)=72%(0.72)

となります。
つまり、テストの90%の問題は解くことができたにも関わらず、正答率が低いためにテストは70点くらいになってしまうということです。

勉強方法

ここの割合のどちらが低いかによって、勉強の仕方が異なります。
子供たちがテストが終わって帰ってくると、本人は、9割は解けたから90点台だよ、といいます。
ところが、そこには正答率がかけられていないために、子供の予想する点数と、実際の点数とは差があるのです。

返ってきたテストを子供と一緒に見てみてください。
実際に解き方までわかっていた問題は、テスト全体のうち何%あったのか。
配点は気にせず、問題数だけで数えるようにします。

仮に、テストの問題数は全部で40問あったとします。
そのうち、間違えた問題で、本当は解き方が分かった問題を1題1題、子供に聞きます。
ただ、子供が自分で本当にわかっていたかどうかの判断が実は難しいです。
親がテストの問題を見て、解き方がわかるのであれば、子供に解き方を聞いていけばあっているかどうかの判断ができます。
それが難しい場合は、塾の先生などと一緒にやるか、子供に数えてもらうしかないです。

仮に36問は解き方はわかっていたとします。
そうすると、わかる問題の割合は、
36÷40=0.9
つまり、90%ということになります。

次に、点数が60点だったとします。そこから、「正答率」を出します。
出し方は、簡単な方程式になります。

わかる問題の割合(0.9)×正答率=0.6(60点)

なので、

正答率=0.6÷0.9=0.666...(約67%)

つまり、正答率67%しかないことになります。
この場合、わかる問題の割合が高いということは、解くこと自体はできる。
ところが、ケアレスミスが非常に多いということが判断できます。

そうすると、新たな問題集でたくさんの問題を解くよりも、計算問題などを繰り返し、間違えたところにしるしをつけながら練習することが大切ということになります。

ここの割合が逆の生徒さんもいらっしゃいます。
つまり、わかる問題の割合は低いけど、正答率が高い場合。
そういう時には、スピードが遅いことと、解いている問題の種類が少ないということになります。

テストを見ると、その子の「わかる問題の割合」が低いのか、「正答率」が低いのかを見ることで勉強の仕方が決まってくるのです。

テストの時間が足りない場合は?

上に書いたのは、少なくとも解くことのできる問題についてはすべて解いた場合です。
テストの時間が足りないという場合もあります。
テストが最後まで終わらない時点で、「スピード」が遅いことは子供たちもわかっているはずです。
それであれば、普段の宿題や、家での勉強をする際に、ストップウォッチを使ったりして速く解く練習が必要になります。
タイムを書き込んで、計算問題を繰り返し解くことで、段々早くなることを確認できます。
ゲーム的にとらえると案外、それは楽しかったりします。